ユヴェントス スクデットを獲得

カリアリ×ユヴェントスを観ました。
2位のミランが同じ時間に行われたミラノダービーで負け、
ユーヴェが勝って、ミランが引き分け以下ならユーヴェが優勝となる条件で
見事に優勝しました。

特にひいきのチームはなく、今シーズンはなんとなくセリエAをいくつか観ていたが
ユーヴェもミランも割と観ていたような気がします。
中頃はミランのほうが攻撃に破壊力があって、誰が出ても結果を出す感じがあって
かつユーヴェはやや年齢層の高さなのかもう一つ力強さを感じないことが多かったです。
なのでミランが首位に出たときはその勢いで優勝するのかと想像していました。
が、手堅さもあり、あと1節を残して無敗優勝。見事でした。

少し前にあった、森本のいるノヴァーラは降格秒読みだったので奇跡の残留のためにはノヴァーラの勝利が見たくもあったものの大差で圧勝し、貫禄を見せました。

デルピエロは今シーズンでユーヴェを離れるので、
デルピエロにとっては特別な有終の美を飾ることができたといえると思います。


サッカーのデルピエロ選手が寄付 復興支援に約2340万円
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091401000380.html

東日本大震災のあと、メッセージを送ってくれたり、チャリティーの寄付をしてくれたことなどで、個人的にはさすがにスターだし、ユーヴェでの有終の美が本当に素晴らしいことなんだと思います。おめでとうと言いたいです。


あと印象が強かったのは、なんといってもカリアリに勝った時点で観客も誰もかれもピッチになだれ込んだことですね。もはや今はこのイメージばかりが強く焼き付いています。日本では考えられない。サッカーに対する人々の捉え方が根本から違うのだと思います。

日本のスタジアムはホムスタ神戸のようにゴール裏からピッチに降りる階段がついてるのをみたりする。プレミアとかではピッチと席が近いのもあるが、階段の前にある柵さえ超えればすぐに降りられるようになっていれば、どうぞすぐにでも降りてきてくださいとでもいっているかのようだ。日本では今のところピッチに群衆が降りてきて収拾がつかなくなるということはほとんどなさそうだから階段が付くような設計があるのだろう。
対して、ローマやナポリのスタジアムは階段がないどころか、掘りがあったりする。暴徒化したフーリガンなんかの乱入を少しでも和らげようという設計なのだろうか。発煙筒は焚くし、爆弾かと思うような音のする爆竹をならすし、ゴール裏は20代と30代くらいの男がかなり多いような気がする。文化の違いを感じます。

とかく優勝決定後の騒ぎばかりが印象的ではあったが、デルピエロにはいつかはありがとう、おめでとうと言いたいし、ここまで来たら無敗のままシーズンを終えるところを見てみたくもあります。